M'sでも多くのお子様の歯にフッ素塗布を行っております。
フッ素を塗ると何がいいのでしょう?
歯にフッ素を塗りますと、エナメル質に作用してエナメル質のハイドロキシアパタイトがフルオロアパタイトに変化します。このフルオロアパタイトが虫歯菌が出す酸に強いのです。
つまり、虫歯になりにくい歯の質にするのがフッ素塗布の目的です。
では、市販のフッ素だけではダメなのでしょうか?
市販のフッ素も効果はありますが、歯科医院で塗るフッ素は市販のフッ素の約10倍の濃度があります。ご家庭で市販の低濃度フッ素を使い、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を塗布することが、フルオロアパタイトを作るうえで大切なことです。
歯が生えた直後から約2年間がフッ素をとてもよく取り込む期間です。
大人になってからの歯ではあまりフッ素は取り込まれません。最後に生える12歳臼歯が生えて約2年後の14歳位まではフッ素塗布の適応時期と考えております。